2024年度 中途採用 社員インタビュー|テレビ局やハウスプロダクションからmaxillaに転職した理由 - 小室(maxilla・プロダクションプロデューサー)& 丸上(maxilla・アシスタントプロデューサー)
2025.05.08
Helixes Inc.のメンバーやそのマインドについて発信していく「Helixes.log」。
今回は、24年に中途入社したプロダクションプロデューサーの小室と、アシスタントプロデューサーの丸上に、それぞれのキャリアからHelixesへと転職した理由などを聞きました。
ーお二人の現在の役職と業務内容を教えてください。
小室 プロダクションプロデューサーという役職で、Helixesには2024年5月に入社しました。現在は大手企業の映像案件に携わっていて、新しいプロダクトやブランドコンセプト・ムービーのプロデューサーとしてプロジェクトの進行や予算の管理を行っています。
丸上 僕は2024年8月に入社して、アシスタントプロデューサーとして、現場の進行や企画業務を中心に担当しています。現在は4月に放送されるアニメ系特番の進行と編集、企画構成までを一手に担っているところです。前職がテレビ局だったことで、番組の企画出しから編集まで、「とにかくまずはやってみてほしい」と裁量をもって任せてもらえていて、番組の全工程に関わっているので、毎日が本当に目まぐるしいですね(笑)。
ーこれまでのキャリアと転職を決めたきっかけは?
小室 キャリアとしては、まず新卒でACCELE FILMSという映像プロダクションに入社しました。そこに3年務めた後、電通クリエーティブX(現:電通クリエイティブピクチャーズ)に約15年在籍し、チーフプロデューサーを務めました。その後はテレビCMを中心に、クリエイティブディレクターやプランナー、アートディレクターらと連携しながら、進行・予算管理などを担当していました。
2社目に入社した当初は、上司を理想像とし、大きな不満はありませんでしたが、20年近くメディア業界にいるなかで、状況は大きく変わっていきました。メディアの多様化が進み、インターネット案件が増加し、誰でも簡単に映像を作れる時代に。業界の変化に加え、異業種に転職する上司や先輩も増え、「このまま映像一本でやっていけるのか?」という漠然とした不安を覚えていました。
転職を決めた時も「これをやりたい」というよりも、自分がこれまで培ってきた広告に関わる映像の経験を活かせるところが良いと考えていました。
丸上 僕は最初にテレビ局に入り、約10年間勤めました。元々テレビっ子だったので、大学時代から映像は好きだったんですが、当時は見ているだけで制作に関わることはなかったです。そもそも映像制作の始め方もわからなかったので、スタッフが自分でロケをする番組の多いテレビ局に就職しました。結果、入社後の1〜2年はカメラを持って街を走り回る毎日で、大変だったけど映像の作り方は現場で覚えましたね。今思えば、素人が映像を学ぶにはいい“鉄火場”だった、と実感します。
そうやってテレビの仕事を続けていたところ、2020年にコロナ禍が訪れました。テレビ局も大変ではあった一方で、ロケができずに過去映像の再編集番組を放送すると、高い在宅率のおかげで視聴率が上がり、それで喜ぶ上司もいました。ただ、僕としてはみんなが大変な時期に新しいことに挑戦せず、過去の財産にすがっている姿に違和感を覚えてしまって。
それで、「もっと人のために新しい映像を作りたい」と思って、広告系の会社に転職しました。クライアントワークの世界を知りたいと広告エージェンシー兼プロダクションに入り、そこで1年働いた後にHelixesへ入社した形です。

ー転職先として、Helixesを選んだ理由は?
小室 Helixesに入る以前は、「広告はクライアントやターゲットが求めるモノをデザインすることだ」といった感覚が常にありました。ただ、maxilla(Helixesのクリエイティブエージェンシー事業部)の映像は他者から求められるモノをデザインしながらも、クリエイティブの中に自分たちの主張も入ってるように感じたんです。maxillaの掲げる「感情に刺すクリエイティブ作り」の強みや根底って、そういうところなのかなって。
それと、IP関連に強いという部分にも可能性を感じました。IPビジネスには興味があったものの、挑戦したいという気持ちが強かったので、すでに成功しているIPホルダー企業に転職する、というのは少し違いました。なので、maxillaで挑戦してみたいな、と。
丸上 もともとテレビ局の現場には「数字が取れるなら好きなモノを作れる」というムードがあります。一方で、2社目はクライアントワークが中心で、相手の満足を第一に考える制作スタイルをしっかり学びました。ただ、お客様最優先で自分たちを限りなく消しているようにも感じて、「自分たちが本当に作りたいものって何だろう?」とも考えるようになったんです。
そこで両者の中間というか、主体を持ちつつ映像制作をしている会社として、maxillaという選択肢を選びました。
ーmaxillaについてはいつ知ったのですか?
丸上 テレビ局にいた時代ですね。テレビ局時代の僕の先輩が、maxillaのディレクターと親密で一緒に映像を作っていて。その先輩があえて言うと”テレビっぽくない”映像を作るようになったので、「どうやってるんですか?」と聞いたら「maxillaって集団に協力してもらってて、ほかの映像も格好良いんだよ」って教えてもらったんです。
クライアントワークにおいて、画質の良い上質な映像や、タッチの良い映像というのは、クライアントを最優先にしてお金と時間をたくさんかければ出来るとは思います。でも、そこに制作側の意志やカラーが出るのかは別の問題で、maxillaはその意志が出ているのが良いなって。
また、自分は映像が下地になっていますが、「人のために何かしたい」という動機は一貫しているので、maxillaが手掛けている展示・イベント系の仕事やアニメ関連の制作などもやってみて、自分の知見は広げておきたいと考えています。今手がけているアニメ系番組も新しい挑戦で、すごく刺激的ですね。
ー入社前のmaxillaへの印象は、入社後に変化しましたか?
小室 前職と比べて会社の規模は小さくなりましたが、その分フランクに話し合えるメンバーが多いという印象があります。あとは、みんなめちゃくちゃ真面目で、仕事にちゃんと向き合っている印象が大きいですね。自分たちの個性を出しながらも、クライアントやターゲットといったいろいろな目線に向き合うことがよく出来ているな、と。
例えば、制作中にフィードバックが発生すると、ときには工数削減のために可能な範囲での調整にとどめたり、仕事としてコストをかけすぎないという判断もあり得ます。でも、maxillaはより良い作品を作るため、フィードバックの本質を捉えようと真摯に向き合って、ひたすら改善案を打ち返す姿に真面目さを感じます。
丸上 僕も、すごく細かいことにも誠実に作業してるのが印象的でした。尖った個性や趣味を持っているけど、みんな真面目に仕事をする。僕が学生だった頃、バンドに没頭して授業をサボるヤツとかいましたけど、それってダサいなって思ってたんですよ。でも、maxillaは朝までスタジオでバンド練習しても、ちゃんと遅刻しないで学校に来る人たちみたいな感じ。
小室 お笑い好きやサウナ好きがいたり、ピアノを習っていたり、バレエをやっていたりとみんな多趣味です。僕自身はサッカーが好きで、多い時には1日4試合、ほぼ半日海外を含めてサッカーの試合を観たりしています。あと、漫画も好きで、恋愛から何から人生で大事なことは全て漫画から学んできた、と言ってもいいくらい。




丸上 maxillaではゲームやマンガのIP関連を扱うことも多いし、僕もずっと好きでした。お笑いも好きだけど、何よりも一番の趣味はバイクですね。小さい頃から90年代のヤンキーマンガに出てくるバイクが好きなんです。『特攻の拓』とか『BØY』、『クローズ』に『WORST』……バイクはイチから自分のお金で始めたと胸を張って言える趣味です。
maxillaは社員が持ってるそれぞれの”好き”を聞いた上で、仕事の差配をしてくれたりするんですよね。「あの人はこの作品が好きだから、この仕事を担当してもらおう」って。
だから、maxillaで働く上では、ジャンル問わず何かに没頭したことがあって、自分の”好き”や”嫌い”といった指標をしっかり持ってる人が向いてると思います。やっぱり、一度でも何かに没頭したことがある人は強いですよね。今のmaxillaにはマンガやアニメが好きな人が本当に多いので、むしろガーデニングとか、全然違った趣味の人が入っても面白いかも。



小室 とにかく挑戦したい人や個性が強い人が向いていそうですよね。また、僕は43歳の転職で、maxillaスタッフとしては歳上になるのですが、年齢関係なく受け入れてもらえますし、昇進のチャンスもあるので、それもありがたいです。
ー最後に、今後maxillaでやっていきたいことや自身の将来像についてお話しください。
小室 転職時からIPに関する仕事に携わりたいと思っていたので、既存IPを活かした映像作りからゼロからのIP開発まで、両面でやっていきたいです。最近はVTuberのアニメーションMVを作る仕事があったのですが、キャリアが長くなってきていても新しい経験ができるんだ、とフレッシュな感覚を掴むことができました。イベントや展示系だったりと、いろいろ初めての分野にも携わって知見を貯めていきたいです。
丸上 僕はテレビ業界での経験が長いので、シリーズものの番組コンテンツだったり、maxillaのシリーズコンテンツのような独自IPを生み出せたら面白いなと思います。この「Helixes.log」もそうですし、maxillaでオウンドメディア的に自社IPを作ってシリーズものとして発信していければ、自分の経験も活かせるし会社としても活性化できるかなって考えています。

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Speaker
Akira Komuro
Shun Marugami -
Interview & Text
Michi Sugawara
Kentaro Okumura
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Edit
Kohei Yagi
Hanako Yamaura -
Photo
AVO
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