「多彩なクリエイターたちがチームで働く姿に惹かれた」新入社員4人が語る、Helixesらしいカルチャー。
2022.11.09
Helixes Inc.のメンバーやそのマインドについて発信していく「Helixes.log」。
今回は、2022年4月にHelixesに入社した4人の新入社員に、入社のきっかけや、入社後の仕事、会社の雰囲気などを聞きました。
各々が異なる背景や仕事での悲喜こもごもについて話す中、Helixesの「人」に惹かれたという共通点が見つかります。フレッシュな4人の座談会から浮かび上がる、Helixesのカルチャーとは。
インターンで知った現場の雰囲気
─今回は4名の新入社員の方に集まってもらいました。まずは、自己紹介と入社前のインターンでの経験について教えてください。
小曽根 プロダクションマネージャーの小曽根です。私がインターンをさせていただいたのは、入社前の約1年ほど。制作の現場でみなさんの仕事の様子を見ながら映像業界の仕事の進め方を知っていく、という形でした。その他、リモートでロケ地や小道具のリサーチの仕事なども経験しています。
王 アシスタントディレクターの王といいます。僕はちょっと特殊で、そもそも応募したのが2022年の1月中旬ぐらいと遅めだったんです。それから4月までの約2ヶ月間、インターンとして週2、3日ほど現場に参加していました。ほかにも1、2週間に1回程度でデザインの課題があって、たとえば好きなアーティストのライブツアーのポスターを作るといった課題に取り組んでいました。
岡田 プロジェクトマネージャーの岡田です。私のインターンはコロナの影響で、ほぼオンラインの自宅作業でした。1回だけ現場に行かせてもらいましたが、ほとんどの人とは入社後に初めてお会いする形になりました。
羽根田 私も岡田と同じタイミングでプロダクションマネージャーとして6月からインターンをスタートしたのですが、基本的にはオンライン。香盤表を作るなど実際にプロダクションマネージャーになった想定で実務の一部をお手伝いしたのですが、そもそも「香盤表って何?」という状態だったので、先輩の資料を参考に必死にメモして……という感じでしたね。
─Helixesに入社しようと思ったきっかけは?
小曽根 もともと映像業界に強い憧れがあって、いろいろな映像作品を見ていたんです。maxilla(Helixes内のクリエイティブエージェンシー事業部)に興味をもったのは、私の好きな乃木坂46の『I see…』のミュージックビデオにも携わっている会社だと知ってから。その後、就職活動の一環で制作として参加した現場で出会ったカメラマンさんに、話の流れでたまたま「maxillaに興味がある」と伝えたところ、maxillaとよく一緒に仕事をしている方だとわかって。そんな繋がりもあって、その方を経由してインターンに応募しました。
─インターンではmaxillaについてどう感じましたか?
小曽根 初めての現場で感じたのは、maxillaの強みでもある、チームを大切にする姿勢でした。その日はディレクターとアシスタントディレクターが綿密に話し合っていたんですが、ときには私にも「どう思う?」とか話しかけてくれて。そうやって、立場に関係なく意見を交わすチーム感がすごく楽しかったんですよね。その場で「働きたい!」と思って、帰り道にプロデューサーさんに気持ちを伝えました。
─1回目で決めたんですね。王さんはいかがですか?
王 僕は学生の頃から映像を作ってきたのでミュージックビデオはよくチェックしていたんですけど、maxillaが手掛けたSuchmosの『A.G.I.T』が作りたい映像に近いと感じたのがきっかけで、興味を持ちました。ただ当時はまだ大学1、2年生で、就職するという発想まではなかったです。
その後、在学中にディレクターのお仕事をいただいていたこともあり、一時はフリーになることも考えていたんですが、1人でやれる限界も感じていて。それだったら、興味のあるmaxillaに応募してみようと履歴書を送りました。当時、その枠で募集していなかったんですけど……(笑)。
─思い切って履歴書を送ったんですね。
王 そうなんです。実際にインターンをさせていただくと、グラフィックデザインやイラストなど映像以外にも強みを持った方もたくさん所属しているので、自分の能力を多角的に伸ばせそうだと思いました。多種多彩なメンバーたちとディレクターとして仕事ができるという期待値も大きくなり、面接を受けようと決めました。
岡田 私は専門学校の映像学科で映像を作っていたので、就職先は映像業界を志望していました。数ある映像にも携われる会社の中でHelixesを選んだ決め手は……「K-POP」でした。
─どういうことですか?
岡田 小学生の頃からK-POPオタクで、韓国のミュージックビデオや映画をよく見ていたんですね。その流れで、maxillaが手掛けたNike Koreaの広告映像をお気に入り登録したっていうのが最初の出会いです。
その後、就職に向けてさまざまな企業を調べていく中で、このHelixes.logもよく読むようになりました。中でも、「僕らのK-POPミュージックビデオ偏愛歴」という記事は、私が話したのかなと思うぐらい同じカルチャーというか、親近感を感じたんです。「こういう人たちと一緒に働きたい」と思い応募しました。
─同じカルチャーを感じたと。羽根田さんは?
羽根田 私が通っていた学校の会社説明会にmaxillaが来たことがあって。当時からプロダクションマネージャーの職を検討していたものの、ほとんどが中途採用で、どうしようかと考えていた時期だったんです。そんなときに、maxillaが新卒採用向けのインターンを募集していると話していて、まずはプロダクションマネージャーの仕事がどんなものか、実際の現場を見てみようと応募しました。
なので、就職をしたいというよりは、仕事について知りたいという動機だったんですが、maxillaのみなさんと仕事をしていくうちに、人間性にめちゃくちゃ惹かれていったんです。みなさん優しくて、いろんなことを教えてくれる。Helixes.logの記事の中で「やってみたい仕事があれば、挑戦させてくれる」と書かれていましたが、そういった側面も魅力的でした。実際に、私が文章を書くのが好きだという話を社内でしたら、Helixes.logの運営メンバーに入れてもらえたことはとても嬉しかったですね。別の仕事でも「テキストを考えてほしい」とお願いされることもあったり、好きが仕事につながるありがたい環境だなと思います。
─入社後の仕事の経験を積んだ実感を教えてください。やりがいを感じたり、苦労したりといろいろあると思いますが。
王 今は先輩のディレクターに監修してもらいつつ、多くの案件にも携わらせていただいていて、全てが自分の経験に繋がっています。ただ、まだ仕事をスムーズに進行するためのワークフローや、書類の作り方、カットリストのレイアウトなど、周りのスタッフへの伝え方が十分でないところもあって、そのあたりは日々勉強という感じです。
岡田 私もまだまだ模索しています。プロジェクトマネージャーの仕事ではプロジェクトを俯瞰し、円滑に進行することが重要なので、入社時点よりは全体を見る力がついてきたのかなとは思いますが……まだまだかな。いつまでに、誰から何をもらわなきゃいけないのかとか、上手くラリーが続くようにするにはどうすればいいかを考えるんですけど、いつも難しいと思っています。
小曽根 私は撮影前の準備がいかに大変かを痛感する日々です。インターンのときは現場に参加するだけだったので、撮影の事前・事後に何をするのかあまりわかっていなくて。入社してみて、こんなに(作業量が)あるんだってびっくりしましたね。もちろん、その分の達成感はすごくあります。
最近、上司に「周囲のスタッフや全体の士気を上げるレベルまでいけるとさらに良いと思うよ」と言われたんです。そうか、自分の仕事を的確にこなすだけじゃなく、そこまで考えて行動しなきゃいけないんだな、と気付きました。周囲にもいい影響を与えられるような人を目指したいと思っています。
羽根田 私の場合、現場というよりはプロジェクト全体の進行管理として案件に関わることが多いです。Helixesは自社プロジェクトも多く、ものによってはフローが確立されてないこともあるので、どうしたら上手く回るかを随時アップデートしながら取り組んでいます。
好きなものを突き詰めた集団
─会社の雰囲気はどうですか?
羽根田 正直に言うと、インターンをする前までは怖いというか、尖った集団だと思っていました。作品から勝手にそういうイメージを持っていたんですよね。実際に一緒に働いてみるとみなさん優しくて、周りをすごく気に掛けてくださる方ばかりだったので、いい意味でギャップがありました。個人の意思を尊重してくれますし、すごく自由にやらせていただいています。ぴりぴりした印象は全然なくて、どちらかというと柔らかい雰囲気があります。
王 うんうん。みんな仲がいいですよね。ディレクター同士も含めて殺伐とした空気がなくて、今どんな仕事しているかとかラフに情報交換しています。仲間として一緒にやっているという感覚があるのが、僕にとってはすごくいいなと思うポイントです。
岡田 先輩風を吹かさない、というか。優しいし、仲間であり友達でもあるという関係で接してくれます。仕事を覚える上で分からないことが聞ける環境はめちゃめちゃありがたいです。
─これから応募する人にアドバイスをお願いします。
小曽根 会社に入って思ったのが、Helixesには自分の好きなジャンルを突き詰める人たちが集まっているということ。だから今まで見たミュージックビデオやライブなど、好きだと感じる作品について、熱量をもって人に伝えられる人がいいかなって。映像が好きでたくさん見ているのと、すぐにリファレンスして自分の引き出しから出せるかは別の話です。メモしたり記録して、ちゃんと溜めておくのがオススメですね。
あと、実は私は1度インターンの面接で落ちてるんです。その時はまだ圧倒的に経験がなかったので、それなら現場を学ぼうと、落ちてからいろんな現場に行ったんですね。そこで、先ほど話したmaxillaと縁のあるカメラマンさんと出会うことができました。だから貪欲にというか、諦めないでトライしてほしいなと思います。
王 ディレクターを目指す人は、自分の作品を増やすことが先決じゃないでしょうか。そして行きたい会社があればたとえ募集が出ていなくても、履歴書を送ってみること。とにかく、自分から行動を起こすことが大事です。
岡田 映像に限らず、好きなことがあるというのは武器になります。Helixesの案件は幅広く、案件のご依頼があると「このジャンルに詳しい人は誰か」という視点でも、メンバーがアサインされることがあります。そこで「私ここ詳しいです」とか「興味あります」と言えるとより仕事が楽しくなるし、活躍の幅も広がりますよね。好きなものや興味の幅を広げていくと良さそうです。
羽根田 好きなことは好きって、声を大にして言ったほうがいいなと思います。私はもともと漫画や映画が好きで見ていたことが、今の仕事に繋がっています。自分の好きなものに向き合う時間を頑張って継続して、大事にしてほしいですね。
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Speaker
Mari Okada
Ran Kosone
Rise Haneda
Yichikawa Wang
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Interview & Text
Kentaro Okumura
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Edit
Rise Haneda
Kohei Yagi
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