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ASCENT28 事業展望インタビュー|コンテンツIPスタジオとして、過去・現在・未来をつなぐ

2026.05.01

Helixes Inc.のメンバーやそのマインドについて発信していく「Helixes.log」。

今回は、2024年初頭に「コンテンツIPに特化した事業創出会社」として新たな方針を打ち出してから2年が経過した今、代表取締役の志村龍之介に、この2年間の手応えと今後3年間の事業戦略「ASCENT28」について聞きました。

── 2024年初頭に「コンテンツIPに特化した事業創出会社」という定義に変更してから2年が経ちました。この2年間の手応えについて教えてください。

2024年に掲げた方針を着実に実行してきた結果、明確な成果が出始めています。映像・音楽・ゲーム・マンガ・ファッションの各領域でクリエイティブによる課題解決を進めながら、物販の企画販売やチーム作りの方法論も確立できました。様々な権利元との関係も深まり、組織も3グループから役員が入った4グループ体制へと進化しています。

こうした実績を踏まえて、今後3年間で次のステージへ進もうと考えています。Helixesの中核事業であるmaxillaを、ファンダムの創造に資する「コンテンツIPスタジオ」へと成長させる──これがASCENT28で掲げた方針です。

── 「コンテンツIPスタジオ」とは、どのような組織を指すのでしょうか。

2つの事業軸を持つ組織として定義しています。1つ目はクリエイティブエージェンシー・プロダクション事業。既存コンテンツIPの拡張や、ブランドとカルチャーをつなぐコミュニケーション設計を行います。2つ目はコンテンツIP開発プロデュース事業で、新規コンテンツIPの開発と育成を担います。

重要なのは、この2軸の循環です。クリエイティブエージェンシー事業で培った知見を新規コンテンツIPの開発へと活かし、そこで得た知見を既存コンテンツIPの支援にも還元していく。この2軸を循環させ、互いに高め合いながら成長する──それがmaxillaの目指す「コンテンツIPスタジオ」の形です。

── その実現に向けて、どのような計画を立てているのでしょうか。

3カ年のロードマップを掲げています。2026年度は地盤づくりの年で、新たな事業体制と収益基盤を確立することが最優先です。maxillaがこれまでクリエイティブエージェンシーとして培ってきた強みを活かしながら、共創型・自社主導型事業を本格的に加速させるための土台を作る一年です。

2027年度は「共創と海外進出」をテーマに掲げています。クライアントとコンテンツIPを共に育てるパートナー関係を本格化させ、海外市場への展開も視野に入れていきます。

そして2028年度、3年後に「コンテンツIPスタジオ」として確立させる。これが現在の目標です。案件を受けて制作するだけでなく、コンテンツIPを自ら生み出し、育て、その価値を循環させる組織として認められる存在になりたいと考えています。

── 実際に手がけているプロジェクトには、どのようなものがありますか。

先ほどの2つの事業軸に沿って整理すると、大きく4つのカテゴリーに分類できます。

まず、クリエイティブエージェンシー・プロダクション事業にあたる受託型として、「既存コンテンツIPの成長支援」と「ブランド支援」があります。既存コンテンツIPの成長支援では、権利元から依頼を受けてその価値を伸ばしたり、ファンとの接点を拡張します。ブランド支援では、ブランドの成長を目指すクライアントに対し、コンテンツIPを活用した施策を提案・実施していきます。これらはmaxillaが長年に渡って注力してきた領域でもあるため、事例も豊富です。

そして、コンテンツIP開発プロデュース事業にあたる新たな取り組みとして、「共創型」と「自社主導型」の2つがあります。共創型は集英社さんとの『CHOPPER’S』のように、権利元と一緒に新規コンテンツIPを開発していくもの。自社主導型は、maxilla Gamesなど、maxilla発信でコンテンツIPを生み出し、展開していくものです。この共創型と自社主導型が、この1、2年で本格的に始めた領域で、今最も力を入れている部分です。

── 受託型と、共創型・自社主導型では、ビジネスの構造が大きく異なるのでしょうか。

従来の受託型では、maxillaがクライアントの課題を解決し、その先にいるファンへ価値を届けるという流れでした。クライアントを通じてファンダムの拡大を支援する形です。一方、共創型や自社主導型では、maxillaが直接ファンに届ける構造になります。私たちが主体となって新たなファンダムを創出していく。ここが大きな違いです。

いずれにしても、重要なのは受託で終わらせないということだと思っています。受託案件を起点に、クライアントとコンテンツIPを共に育てるパートナー関係へシフトさせていきたい。すでにいくつもの企業と、依頼主という枠を超えた関係性が生まれていますが、こうした受託から共創への流れを、今後はより意識的に、積極的に仕掛けていくつもりです。

── 今後の人事方針についても教えてください。

2024年から採用基準を見直し、個々のスキルセットだけでなく、チーム全体でどう価値を生み出せるかを重視するようにしました。その結果、定着率も向上して、優秀な人材を継続的に迎え入れられるようになっています。

今後の事業戦略を実現していくには、組織のキャパシティをさらに拡大していく必要があります。コンテンツ産業の重要性が高まる中で、maxillaとして事業をさらに深化させるため、新たな仲間を迎え入れたいと考えています。

── では最後に、Helixesへの転職を考えている方にメッセージをお願いします。

映像・音楽・ゲーム・マンガ・ファッション。この領域は今、産業全体が大きく動いています。国は2033年に海外売上20兆円という目標を掲げ、コンテンツIPの360度展開を当たり前にしようとしている。まさに今が勝負の3〜5年だと言われています。

Helixesの中核事業であるmaxillaには、15年にわたって培ってきたクリエイティブとものづくりの基盤があります。その上で、ここから「コンテンツIPスタジオ」という新たな挑戦に挑んでいく。この領域で自分の力を試したい、世界に出ていく組織を一緒に作りたい──そんなふうに思える方と、ぜひジョインいただきたいと思います。

  • Speaker

    Ryunosuke Shimura
    Kohei Yagi
    Takahito Matsuno

  • Interview & Text

    Kentaro Okumura

  • Edit

    Helixes member
    Kohei Yagi

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